王城で学校祭に面白い事やってたらしいぜ。
偵察も兼ねて見に行ったメンバーがその様子を仲間に伝えるうちに、内容がどんどん変化していた。水町がそれを耳にして取った行動がコレ。
「こういうのってのは派手な方が面白いだろ!」
いつもの高いテンションで1人はしゃぐ水町の後を追いかけたのが小判鮫先輩。そつなく笑いを取った後、同じような衣装を大西と大平の2人に見せる。
「これどう?いや、もちろん無理にとは言わないけれど」
もちろん、「2人同じ」格好で満足するような2人ではない。
一方、筧と一緒に遊びたい水町は筧に何かとちょっかいをかける。
「こういうのはあまり好きじゃないんだ」
「じゃあどういうのがいいのよ」
「どうせなら、うちの高さを生かした仮装をだな」
『うちの高さ』という言葉に鋭く反応するのが大西・大平。首から下をどう仮装するかと大西が工夫をこらせば負けじと大平も対向する。常に何かと競い合う2人。俺はこんな事が出来ると言い出せば対する側も限界に挑戦する。
水町と筧の会話が映画へと映った頃、彼らの勢いも同じ方向へ流れついた。
このまま決着が付かないかに見えた2人の「最強仮装対決」。2人が乙姫の仮装に膝を屈した所でこの勝負の決着はついた。