学園祭。

 独特の校風に魅せられて実に個性的な学生達が集まった盤戸。外部からの客が多いこの祭りの最中に学生達の独自性が最大限に発揮される。自分達により「似合い」、自分達がより「輝く」ステージを自分達で作り上げ、日々蓄積した力をアピールする場。それぞれのジャンルでスカウトの目に止まるための活動でもある。
 アメフトという野球やバスケ等他の球技にくらべると知名度が低い部でありながら、スパイダースのパフォーマスは近年非常に注目を浴びていた。

 今年の彼らのテーマは仮装。それぞれが思い思いの仮装をしながら集まって来る。いつもの路線とは違ったスタイルで最初に現れたのはジュリ
 のんびり普段着で現れたコータローはすっかり準備を整えた赤羽に派手にため息をつかれる。こんな仮装、スマートじゃねえだろと文句を言うコータロー。あまり乗り気では無いものの、多数決で決められた事。赤羽に服を脱がされても大人しくされるがままだ。
 去年に引き続き、今年も二人がチームの看板となりステージ全体を大いに盛り上げた。
 部活動を総括し指導すべき立場の監督は終始この調子。 コータローがステージ上に連れ出された今、「アメフトと関係ない」と突っ込む立場の者は、いない。