【日記からサルベージ】  
* *ozの魔法使い * *







だめっこ動物でムサヒルを語るならば小動物を食べられない熊ムサと肉食動物よりも強い兎ヒル魔ではないかと思うのですが。ここに臆病なライオン桜庭が登場すると舞台はオズの魔法使いに変わります。

エメラルドシティのトレーズさんちを訪ねに黄色いレンガの道を行くよ。
脳みそがほしいかかしムサシと心が欲しいブリキのきこりヒル魔は
いつもけんかばかり。いらいらしたヒル魔はあてつけに臆病ライオンといちゃつきます。
桜庭の胸にとびこんで、そのふかふか感を満喫するよ。
「てめぇの身体は、ふわふわだな」
「ヒル魔はいつも冷たくて気持ち良いな」
たき火の周りでどんじゃらほい。ムサシは服から飛び出ている藁を押し込みながら、寂しくそれを見つめています。俺だってふかふかだぞ、と思いながら。
どうせ、あとでこっちに来るだろうと思いながら。
もやもやしながら。

そんなある日。メンテ中のヒル魔の身体から出ているあれは何?
ムサシとヒル魔の目が合って。あわてて隠した指の間から出ている物は。
確かに、自分の落とした数本の藁。

「ヒル魔……お前…」
かっと赤くなってうつむくヒル魔。フォーリンラブ。



でもさあ。ブリキきこりと藁かかしですよ。異種間結合にしても、いいかげんにしろって話ですよ。せめてドロシーとなぜ言えない。
いやいや、わけがあるんだ聞いてくれ。
あのね。自分の胸がぺたんこを落ち込むどころか、全身金属。
身体の全部が固いんだよ。ムサシのチンコより固いよね。固くて光ってるよ。
キスマークつかないね、歯形でどうにかならないか。
問題はそこじゃない。
冷たいんです、どこもかしこも(そんな所が問題なのか)
だから、エッチの時はまず保温から始まる。抱き締めてじっと体温を移すムサ。
その間にあんなタッチやこんなタッチも。
ようやく全身があたたまった頃には、夜が空けていますよ。はい、残念。
仕方が無いから、昼間にやるよ。お日さまの下でさんさんと抱き合え。
(ああ、あおかんだね。辻さんいかがですか)

一度熱くなったヒル魔の身体はちょっとやそっとじゃ冷えないよ。ずっとひたすら欲しがるヒル魔。さらにどんどんほてっちゃうヒル魔。「溶け、ちゃうっ」って泣いちゃうヒル魔。溶けます。局部的にほんとに溶けるよ。そいで、そのまま冷えるよ。
だから、完全ムサシサイズ。オートクチュールでジャストフィット。
どんな金属で出来てるんだ、体温が融点て。
すずか、鉛か、水銀か?うーわ、歩く毒物。
ライオンとかうっかり抱き合ったら死んじゃうんじゃないか。重金属中毒で。
究極の浮気不可設定。
だけどほら、ムサシはかかしだからさあ。
オールオッケー。
世はすべて泰平なり。

更に下品で行くと。
あれだね、サイズの微調整ができるよね。
大きくするために藁をつめるムサとか。
寝てる間にこっそりムサにわらをつめるヒル、とか。
一体どうしたいんだ私は。



かかしがムサシってあのぼけっとしたところとかすごく合うよね。
口が縫い目のやつだといいなあ、ほら、書いてあるだけだとべロチューできないじゃない。
夜、ふと目を覚ましてムサシとベロチューしてえなって思ってね。
ちょっと考えてから口開けさせようとして縫いつけてある糸をひっぱるのね。
乙女特有のときめき的いたずらってやつです。
で。
糸を引っ張ったら。中からばっさーと藁が。
藁が飛び出てしなびるムサシ。ヒル魔呆然。

翌朝、仲間が驚くの。ムサシの顔が変わってる……って。
不器用なヒル魔が縫ったら人相どころか顔の形が変わるよな。
だけどそれもまた愛の形。

オズの魔法使いってどんな話だかいまいち覚えていないのですが。
ピンクのハートをもらったブリキはわかるけどかかしは何をもらったんだっけ。



2005年05月09日(月)




自分なりに気に入ってるネタなのでまたどっかで何かするかもしれないなと
当てにならない感想をひとつ。いや、この時の自分てほんとうに馬鹿だねと
他人事のような感想を抱きます。これを語ってるのはやまだじゃない。

あと、同日の日記で「武蔵の原稿の文字校正をしているヒル魔」てネタが
あったりするんですがそうだ、サラリーマンなムサヒルの原点はこれだと
大事な事を思い出しました。いや、やってしかいないもんで。忘れてた。