[父とヒルとヒル(双児妹)と武蔵]
以下、気持ち悪い 父>蛭魔>武蔵 が始まります。
本日のみ。あとで消します。
蛭魔と武蔵は幼馴染み。蛭魔には蛭音とかいう双児の妹有り。
小さな頃から三人は一つの布団にもぐりこむぐらい仲良しです。
当然ながら二人は蛭音の事が大好きで蛭音を守るナイトでもあり。
いつも彼女を中心に動いていたんですが小さい頃に蛭音が事故死。
子供だけじゃ立ち入り禁止みたいな所に入ったのが原因で
あの花が欲しいと言う蛭音のために二人が走って、ふと振り向いたら
崖の端にいた蛭音がいなかった、みたいな感じで
二人の心に大きな傷を残す訳です。
蛭魔のお父さんは娘が凄く大好きで、亡き妻の忘れ形見で
それからちょっと壊れてしまって蛭魔を蛭音と呼ぶ訳なのです。
お前は可愛い、お前は父さんを独りにしない、お前だけはそばにいてくれ。
死んだのが蛭魔で本当に良かった。
酒に呑まれながらそんな事を囁かれる幼年期。
だけど父の事が大好きで、姉の事も大好きだったので。
言われた言葉にうつむいて涙は隠して成長します。
父へ自己を主張することも、言葉を否定する事もなく。
武蔵はとうにそんな事から立ち直り健やかに生活しますが
表向きはお父さん普通の態度で全然「裏の生活」に気がつきません。
ただ、子供の頃は何度も泊まりに行ったのに、
だんだんその回数が減って、最後には呼ばれなくなり。
いつも蛭魔が入り浸るようになる武蔵家。
おかしいなと思うようになったのは蛭魔が家に帰りたがらなくなる頃。
携帯から流れる決まった呼び出し音にびくりと身体を震わせて。
何があってもどんな時でもすぐに家に帰る背中に。
何か言いたそうに向けられて伏せられる目線に。
日ごと色っぽくなる蛭魔にどぎまぎして。
そろそろ携帯があのコール音を鳴らしそうな予感のするとある夕方。
会話が止まり。
言葉を探す武蔵の頭には「言ってはいけない」事ばかりが頭を巡る。
そして。
口から出るのはいつのまにか二人の間から消えた単語。
「あいつが生きてたら、どうなってたかな」
蛭魔は無言。
「綺麗になってた、だろうな」
細くて長い綺麗な指が携帯をぎりぎりと握りしめた。
「お前……みたいにな」
タイミングを計るように鳴り響く携帯。
うつむいてそれを握る蛭魔の表情はわからない。
立ち上がって囁くように帰ると告げる蛭魔に武蔵は胸騒ぎを覚える。
何か言わなくちゃならないと思う。お互いに。
なのに何も言葉が出ない。
武蔵は自分を押さえられない。
好きなのだと言いたい衝動。
男なのにと諌める理性。
蛭魔は自分をさらけ出せない。
誰もかれもが自分を重ねる。
みんな蛭音の形を欲しがる。
武蔵だけが自分を見てくれていると思ったのに。
同じだ。
同じなんだろうか。
同じだ。
同じなのは嫌。
同じだ。
でも、違う。
武蔵は馬鹿で、愚鈍で、普通だ。
綺麗なままで変わらない。
あの異様にひしゃげた家の。
普通を装おう壊れた柱。
乗りかかり、押しつぶす黒い影。
自分にだけ見せるくらい目の奥。
血の繋がった父が自分に見せる一時の笑顔。
和み、囁き、愛していると何度も告げる。
くすんだ目の奥。
自分を取り巻く狂った歯車。
父と同じ歯車を持つ自分。
汚された、身体。
汚れきった、心。
同じ事をするのだろう、本性。
武蔵が欲しい。
武蔵のそばにいつもいたい。
たとえ蛭音の変わりでもいい。
勘違いしているあいつでも良い。
武蔵といたい。
武蔵のそばに。
武蔵が欲しい。
こんなに汚れてしまっているのに。
触るのが恐い。
触られるのが恐い。
汚すのが恐い。
知られるのが恐い。
避けられるのがこんなに恐い。
ただそばにいるだけで良い。
見ているだけで良い。
今が一番。
今が最高。
遠くてもイヤ。
近くてもイヤ。
そんな目で見るな。
このままにしていて。
助けなんて存在しない。
汚れた自分はきっと手後れ。
だったら。
それなら。
最後に見るのは武蔵が良い。
俺を好きだと言うのなら。
救えないぐらい俺を壊して。
お前を見ながら遠くにイきたい。
言い訳
いや、ほら……。
アニマックスでEVAの再放送やってるんですよ……。ね。
武蔵に対抗してヒル魔を増やしてみたんですが
父も混ざって手がつけられません。こまたね!
2006年01月07日(土) PM9:47
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