【日記からサルベージ】  
* * 3人組、中学夏休み * *



[すいか]

ヒル魔があんまり水でっぽうで二人を追い掛けまわすので
何か仕返しは出来ないものかと悩むムサシの解決策。
大量の西瓜を食べた後に、口に含んだ西瓜の種。
一気に連射でヒル魔に反撃!!

ぎゃあぎゃあ騒ぐ二人を横目に、大人しく西瓜を食べる栗田。
ふと、静かになったなと思って顔をあげると
武蔵とヒル魔が青い顔をしている。
「どうしたの?」
「俺、全部飲んじまった……」
「大丈夫かよ!」
「飲んだって、種?」
二人が緊迫している理由を理解出来ずに尋ねる栗田。
「別に平気なんじゃない?僕、全部食べてるよ?」
吐き出せ、無理だ、を繰り返していた二人がおどろいてこちらを見る。

「西瓜の種、僕全部食べてるよ?」

二人が栗田の足下を見つめる。
そこにあるのは確かに皮のみ。種はどこにも見当たらない。
「食べてんのか……」
「すげえな……」
「なんで?」

のほほんとしている栗田を前に、二人は顔を見合わせる。
『だって西瓜の種って腹の中で芽が出るんだぞ』

綺麗にはもった言葉の内容に、栗田は驚いて西瓜を落とす。
「ほんとなの!」
「俺は親父にそう聞いた」
「俺も、種は食った事ねえ」
「ええええ!!?」

慌てる顔が逆転する。栗田の慌てる様子を眺めて、
無言で意思を通じ合わせるムサシとヒル魔は悪のりを続ける。
「育ってるな」
「この腹は……。もうすぐ、収穫だ」
「3つや4つじゃすまねえぞ」
「冗談、だよね?」
「前からおかしいと思ってたんだ。その、腹」
「ただの食べ過ぎだったらそんな腹になる訳ねえ」

二人が慰めるように栗田の肩をぽんぽんと叩く。
「大丈夫だ。お前の形見、しっかり残さず食べてやる」
「そういう死に方はお前らしいぞ」

「やめてよぉぉーー!!」



すっかり冗談を本気にした栗田はその後も泣叫び、
飲み込んだ種を吐き出すと言い出す。
二人が冗談だ、泣くな、と言っても一度気になると落ち着けないのか
栗田はしきりに腹をさする。
結局、栗田の気をそらすために二人は残りの全財産で
ありったけの食事を奢るはめになった。


夏の思いでの一こまである。













サイコさんちで行われた魔黄中の3人組絵チャ中に
思い付きだけで書いたもんです。突発。
絵チャだと文字書きはあんまりしゃべったら不味いのかなーと。
思いはするのですがやまだの場合、あまりにしゃべり過ぎるので
他の窓開いてそこでいろいろ考えた話書いてたりすんですね。

閑だ、という訳じゃ無いのですが指や頭動かさないと寝ちゃうというか
ほんとにしゃべり過ぎるので発言を減らすためにこういう事してます。