[ただいまムサヒルリハビリ中。]
無駄に様々なシチュが乱れ飛んでおります。御注意下さい。
北海道は朝からしっとり雨が続きます。
そろそろ夏も終わりって事で、
ここ二三日は気温の低い毎日が続いております。
雨はしとしとと音も無く降って止んでをくり返していて
部屋にふいてくる風はほんの少し湿度と冷気を含んで
ああ、この雨の下どこかであの子たちが雨宿りしているなあって
思います。
ここは泥門荘。
管理人をやっているのは入居時にじゃんけんでまけたムサシです。
結果的には修繕からまめな世話と人当たりの良さとフケ顔のおかげで
ばっちりベストポジションです。
管理人の1号室の真上、ヒルは11号室に住んでいます。
今日は近所で花火大会。ちょっと早めに帰って来れたムサシは
狭い庭にむかって開いた窓に腰掛けて、一人で早めの晩酌です。
まだ明るい空を眺めて、塀の向こうを歩く浴衣の娘さんたちに
良い季節だなあと思いながら目を向けて。
横では、風呂の代わりだとホースで水をぶっかけられただけの
ケルがすーすーと寝ております。
管理人さんと言う職業は、常に住人さん達からもってもて、
超アイドルと言うのが昔からのならわしなので
ムサシが早く帰って来ていると聞くと瀧さんちの鈴音さんが
さっそく遊びにやって来ます。
浴衣姿で目の前でくるりと回って。
ねえねえ、綺麗?可愛い?
ここは花火が見える場所です。
だから、そろそろ帰宅してくるみんなが集まってくるでしょう。
誰かがすいかを。誰かがプールを持ってくればそれに水をはって。
から揚げやおにぎりなどがいつものようにどっさりと持ち込まれて。
庭はちょっとしたお祭り状態。
それを、ただぼんやりと見下ろす、11号室の住人。
本当は、自分が誘いたいんですよ。
下で見るより上で見る方が全然見渡せるし。
ベストビューなんですけれど。
ムサシを呼んだら全員が来てしまいますから。
それは、嫌なんですよ。二人だけで見ていたいんですよ。
だから、今年の花火大会もヒルの視界は、ムサシのどたま。
はげそうだなあって思う後頭部ばっかり。
銃の手入れでもしながら、窓枠によっかかって
遠くから聞こえる花火の音に耳を傾けて。
部屋の中には、浴衣が一枚。ぼけて孫の性別もわからなくなった
田舎のおばあちゃんの策略により、女物の浴衣。
当然鈴音が誉められているのも聞いてますから、
ちらりと横目でみながら。ふんって思いながら。
だけどね。
今年はちょっと違うよ。
去年はそうやって過ごして来たけれど。
ムサシがいないとき、仕事で忙しい時、誰かが忘れた時に
いつも散歩したり世話してやったりしたから。
ケルがとってもヒルに懐いているから。
上を見上げてくううって鳴きます。
つられてひょいって上を見上げたムサシと目があって。
よう、お前も、花火か?って。
笑いかけられて、もろに見下ろしていた事に気まずくて、
あまりのことに何も言えなくて、赤くなりながら、
まあ、な。
周りの住人達は、花火に夢中で全然そんな二人に気が付いていなくて。
ヒルにあんまり大きな声で呼び掛けると逃げられるって事を
感覚的に知っているムサシは、指でちょいちょいっと、
降りて来ねえの?ってジェスチャー。
肩をすくめて行かねえよって返してやると。
ふいに視界からムサシが消えて。
間をおいて、部屋をノックする音。
やっぱ、こっちからの眺めの方が良いなってのこのこ入って来て。
二人だけの花火大会。
窓から眺めて、少し会話をして、なんで浴衣なんだとか、
似合いそうだとか、着ないのかとか、見たいのか、とか
脱がしてえ、とか。くだらない事言いながら。
合間に何度もキスをして。
気が付いたら花火なんてそっちのけで、二人でいちゃついて。
窓枠によりかかってるヒルにバランスをとりながら、
上手におおいかぶさって。
あれー?ムサシさんどこ行ったんだろう?って。声が聞こえて。
上を見上げる人が誰かいるかも知れない中で、
むしろ手をのばしたりなんかして。
花火の明かりに照らされるヒルを見下ろすムサシは状況を楽しんでいて。
ち、っと舌打ちをするけれど、嫌だって素振りは全然見せないヒルで。
ヒルから、ムサシの首筋に手が伸びて。
ムサシがその腰に手を伸ばして。
二人で、ゆっくり窓枠から離れて、部屋の中に倒れこめば良い。
ムサシさーん、すいか食べちゃいますよ?って声とかをバックに。
窓の外から聞こえる住人達の声をバックに。
声を殺して。汗だくになって。
いつか、だれかがムサシを探しにやってくるか分からないスリルと。
みんなにもてもての、アイドル武蔵が自分を選んでいる優越感に。
浸ればいいよ。
ええと。優&魅衣でもらぶひなでもめぞん一刻でも住めば都の泥門荘でも
なんでも良いですが、世界は管理人に優しいと思うなあって話。
ちょっと古い形の、玄関が一緒で廊下はスリッパで、
お風呂は共有。このシチュにおける一番のメリットは
いちゃつきがうっかり人目にさらされる危険性とスリル。
を利用しての見せつけとか良いです。
住人達は、繰り広げられるラブシーンに慣れっこで
はいはい、すみませんねーと後ろを通り過ぎて欲しい。
共有の洗濯室とか。振動が伝わるのがすげえ良いよね!!
脱水している最中の洗濯機の上にのっかってさあ!!(鼻息)
みんなで御飯食べてる時に武蔵の股間に脚を突っ込むヒルとかさ。
我慢してるんだけどそのうち我慢出来なくて
ええい、ちくしょう!と立ち上がって
ヒルの手を引っ張ってずんずかと出て行っちゃうとかさ。
廊下の蛍光灯が切れたから脚立にのっかって交換する時、
うっかり足下ぐらついて、倒れちゃって、
びっくりして近付いて来たヒルを見上げて、
うっかり性別が変わって無いだろうかと
そのままヒルの胸にタッチ☆しちゃったり。
するといいなあ。
ぼんやり。
2005年08月20日(土) PM1:54
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