[人魚]
夏だからこその話を色々と考えているのですが
稲葉とお話していて、人魚姫サイコー!って話をしていました。
ヒルが水際を海から上がってくるんですよ、
夜中に、満月に、一人で、べたなぎの所を。
たまたま夕涼みに来ていた近所の別荘のぼっちゃん
武蔵とキッドがそれを見ていて、まっぱで出てきたそいつに
声をかけたとたんにヒルは水の中に倒れこみます。
仕方ないのでまあ、暇だし興味あるしねって事で
おうちに連れて帰るのですけれどとにかくしゃべらない。
歩くのも下手でふらふらいしているし、なんか色々と
物をわかっていないから、キッドが面倒を見るわけです。
通いのお手伝いさんしかいないから、広いお部屋に3人きり。
時間があるとすぐにプールにたゆたうヒルを面白そうに
みてやりますが、食事とかはすごく下手で手づかみか、
ぼろぼろこぼすか。ひじをつくとか、好き嫌いが多いとか。
犬が嫌いで吠えられると逃げるし
テレビになれなくて音がすると落ち着かなくて
支えてやればまあ歩けるけど走る事はできないと。
そいでまあ、キッドになついていていつもそばにいてほしいと。
いなくちゃ嫌だと。捜しまわると。
武蔵の事は嫌いじゃ無いけど、でも、キッドの方が良い訳なのですよ。
ちょっともにょる武蔵。
優しくするぞー、ってバナナ片手においでおいでしてみたりします。
プールに入って泳いだりしてます。キッドにくっつくのがうらやましくて
同じ髪型に見えるようにしたりしますよ。だけど。
ヒルはムサシにあんまり懐かない。
結構つまんない、武蔵。まあ、たまにヒルがまちがえて抱き着いたら
うっかりいじわるしてしまうせいだよ。あんたのせいだよ、武蔵。
たまにお友達来るわけですよ。お泊まりするわけです。
だけどヒルは人見知りするからあんまりみんなの前に出て行かなくて
逆に武蔵はみんなと久しぶりに遊んでて。
夜とか、はめをはずして乱交に近いような状態で
そっとそれを見ていたヒルはですねえ。武蔵が楽しそうなのを
物陰から観察しているわけですよ。
みんなが帰ったあとで暇だなって思ってるキッドの膝によじ登って
抱き着いて、ごろごろとすりよって。ちゅってするんです。
どうしたんだい?ってキッドが聞くと困ってしまうのね。
「あれ」をしたいんだけどどうすればいいのか分からない。
仕方が無いのでムサシに聞きに行くのです。
ところで武蔵さんは、キッドばっかり懐かれる事に
あんまり面白くありません。
何より声が出ないっていうのが不思議で。
実はしゃべれるんじゃないか、(医者は異常なしって言っていた)
なんかのショックできゃーとでも言えば大丈夫なんじゃないか。
そう思っているわけです。
つうか。
ヒルが声を出さずに入る事に、だんだんとイライラしてくるというか。
声が聞いてみたいなとずっと思っているわけです。
そんな時に、しぶしぶという風でヒルがやってきて。
ちょっと困ったようでもじもじしてから、ちゅって、するんです。
ムサシに。ヒルから。
声の出ないヒルがエロい事になったらどんな風になるのか興味があって
悪戯心で手を出してみるわけですよ。武蔵は。
キッドがちょっとお出かけしてみた時に。
手を出してしまう訳です。ひゅーひゅーと、咽が風を切る音しかなくて。
泣き出しそうなヒルを、ますます過逆心とかあおられちゃって
どんどんヤバい方に行けば良いと思います。口の形がキッドを呼べば
武蔵頭に来て、無理矢理チューです。
キッド帰ってきたら飛びつきますよ。
恐かったんだねえってよしよししてやりますけれど、
当然ムサシはかなーり面白く無くて。もう二度とあいつには
手を出さん!とか考えているわけですが。
夜中にこっそり、武蔵の部屋を覗きにくるヒル。
あれは。一体。何をしていたんだろうととっても興味があるヒル。
すごく楽しそうだったから、キッドにしてあげようかなって
思っているヒル。
ちゅー、一つでも。なんだかキッドがしてくれるのと全然違う。
こいつ、なんなんだろう。
どうして、こんなに嫌いなのに素通り出来ないんだろう。
そればっかり考えて、毎晩寝床を覗き込みに来ますよ。
って、こんなのムサヒルじゃないわあああー。
お話していた時にはぐっと来たのですが、なんだろう、
どうして私が語るとムサヒルにならないのでしょうかね。
あれです、今、やまだにとって一番インパクトのある
ヒルっていうのが「待っていた」事なので、
ほとんど戻ってくる望みの薄いムサを黙って何もせずに
ただただ待っている、そういうのがすごく頭にあります。
結局の所、やまだはやっぱり人魚姫は武蔵です。
あいつが陸地に上がりたいから魔女のヒルの所に
薬をもらいにいく、そのシーンだけでお腹一杯になります。
ヒルは、ムサに何をしてあげられるのかなあ……。
ぼんやり。
稲葉さんに人魚姫はムサシなの!!って叫んだら
あなた、本当にムサシが好きなんだねえって言われましたが。
声の出ないヒルが気にならない?って言われてあああ!って
思いましたが。
どうにも私には、人魚のヒルって難しかったです。
そうして、あまりの暑さにむかついて
心行くまで数回の目覚めを挟んで寝倒したので
これからがんばって起きていたいのですが
涼しいこの気温の中で毛布にくるまって眠りたくなりました。
会社がお休みってすばらしいけど、あんまり作業は
進まないもんですねえ。明日は涼しくなっているといいなあ。
2005年08月15日(月) AM1:06
[人魚姫その後]
昨日の人魚姫リベンジ。
どうにかムサヒルさせたい、でもキッドもいる。
そんなやまだがようやく思い付きましたよ、そうです、筆談。
キッドは、いつかこの子はいなくなるって思っている節があって
武蔵は、そんな日が来たら面倒だなって思ってまして。
字を教えるのはムサシです。
嘘を教えます。
まっ先にムサシって教えます。カタカナです。
すぐに何でも覚えて知りたがるから最初は指さして、名詞。名詞。
指先は器用だから、それだけじゃ足りなくて
食べるとか飲むとか、歩くとかいろいろ。ここらへんで
一日とかかかってね。
そのうちに、動詞が感情に回り始めます。翌日、ぐらいに。
スケブもって武蔵の朝を襲います。
教えろ、教えろとベットの上でぽんぽんします。
今、ベットの上で寝転んでるので寝る、というジェスチャーをします。
起きる、寝る、という動詞を覚えます。
そのうちに。
キッドと起きるをくり返します。
寝る、起きる、と書いて指差して、
キッドに全部を→して、イライラとスケッチブックをばんばんと叩くんです。
接近して、これはなんだと聞いてきます。
何を教えて欲しいのか。
武蔵はちょっとまた腹がたってあいつばっかりなんでもてるんだと。
思いながら嘘を教えます。
キッド→ヒルと書いて、嫌い。
ヒル→キッドと書いて、嫌い。
これで良いだろうって、また寝ようとするのですが、
そこにきゅきゅきゅっとヒルが書き足して。
キッド→ムサシ 嫌い
ムサシ→キッド 嫌い
と書いて。
ヒル→ムサシ 嫌い
ムサシ→ヒル 嫌い
と指差して「嫌い」が何かを知ろうとします。
ただ、紙にかかれただけなのに、無性に腹がたって。
やぶってくしゃくしゃにして捨ててしまいますよ。
頭にきたヒルはかみついて、どう言う事だと喧嘩になりそうなんですが
ムサもいい加減にねむいし、キッドにばっかり懐くヒルが頭にきて
毛布の中にぼすんと突っ込みます。
うるせえ、寝ろ!と言いながら。
そうすると。
ヒルは。
「嫌い」を「添い寝」だと覚えるわけです。
凄く体温が高いムサの隣はどうも暑苦しくて
とっても寝苦しくて、「嫌い」は「暑い」と覚えます。
キッドと「嫌い」をしたいけれど「暑い」のは嫌だからしません。
ムサは、誰かと寝ることが嫌いじゃ無いので(つうか寂しがりやだ)
そばにヒルがいると、よほど抵抗しないかぎり引き寄せます。
だんだんヒルが暑がりだってわかるので、
一緒に寝るときは毛布外します。
眠くなくてもムサシの強い握力に引っ張られて、ヒルは抱き着かれると
逃げられません。
ムサシと「嫌い」をするのは嫌じゃないのは。
いじわるしないし、喧嘩にもならないし、嫌な事しないし。
寝息がなんだか落ち着くからです。
キッドに、「嫌い」する?と尋ねますが。
キッドはヒルを膝の上にだっこして頭なでて、「嫌い」をばってんして
「好き」と書いてあげます。
ヒルにとって「好き」は膝の上で優しくだっこです。
だから、ヒルはキッドと「好き」をするのです。
だから、ヒルはムサシと「嫌い」しかしないのです。
それを全く分かって無いムサシとキッド。
更にはイライラするムサシ。俺は嫌いでこいつは好きかよ。
こんなふうに語彙が増えたらたまんねえです。
キッドがヒルにする、軽いちゅーは、「大好き」です。
ムサシがヒルにする、噛み付くようなちゅーは、「大嫌い」です。
やべえ。つぼだ。
2005年08月15日(月) PM3:22
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